水中で使用できるLEDライトを探して
私は今年から、ワタリガニを捕獲するべく道具をそろえ、漁場を友人から教えてもらい、何度か捕獲に行ってきました。なぜかって?
それはその友人からいただいたワタリガニの美味しさに感動したからです。
ワタリガニの捕獲法
私のワタリガニ捕獲法は夜間に浅瀬で活動しているところを『ヤス』で突く方法である。
ワタリガニは夜行性で、昼間は砂に潜っているため目視で見つけることは難しい。そこで、夜間の干潮時に浅瀬をライトで照らし見つけるのだ。
画像を拡大してみると『ヤス』で突いた穴が見えるかも。
LEDライトが必須
その理由
夜間、水中で活動するワタリガニを見つけるには、光量の高いライトが必須である。特に私は強度の近視、さらに乱視であるので夜間は見えにくい。電球の懐中電灯ではなかなか難しいのである。
そこで、強力な光量のLEDライトが必須となるのである。
光量
ライトの明るさを示す単位には光量、照度、光度、輝度などを聞いたことがあると思いますが。違いがいまいちわからなかったので、ちょっと調べてみました。
ここは読み飛ばしてもらっていいですよ。↓
光量(Quantity of light)
一定の面を一定時間内に通過する光束の総量のことで、光度エネルギーとも呼ばれます。単位はlm・S(ルーメンス・秒)。
照度 (illuminance)
光があたっている表面の単位面積当たりの光束の量のこと。その面にどれだけの光が届いているかを示しているもの。単位はルクス(lx)。
光束 (luminous flux)
光源全体の明るさを示す指標のこと。
光源からある方向に放射されたすべての光の明るさを表す物理量をいいます。単位はlm(ルーメン)。
光度(luminous intensity)
ある方向への単位立体角当たりの光束(光の量)のことで、各方向への光の強さです。
単位はcd(カンデラ)。
輝度(luminance)
物体の表面から観測点へどの程度の光が入射しているかを表す物理量のことです。単位はnt(ニト)。同じ照明光の下でも、よく反射する物体の輝度は大きくなる。
調べましたが、やっぱりよくわかりませんね。↑
LEDライト購入時の説明で明るさはルーメンで書かれているので、この数字を比較することでいいと思います。
ちなみに、およその目安として、810ルーメンが60Wの白熱電球と同程度の明るさに相当するみたいです。
私が使ってみて、いい塩梅なのが1200ルーメン~のライトでした。
防水性
夜間に浅瀬とはいえ、ライトで海面を照らしただけではワタリガニは見つけられません。海面に光が反射して無理です。
なので、ワタリガニを発見するには海に入り(膝下から胸ほどの水深)水中を照らしながら海底に潜むワタリガニを探すのである。
そこで、LEDライトの防水性が重要となってくるのです。
LEDライト を購入する際参考にする機能説明に防水(ウォータープルーフ、ウォーターレジスト)と書かれていても、安心してはいけません。防水性にもランクがあるんです。
防水性を表す用語として、『完全防水』、『生活防水』や『日常生活防水』って聞いたことがあると思います。しかし、これらは何かの規格に基づいて表記されているわけではないのです。
では、何を見ればよいのか?
私が検索でLEDライトを探していると 機能説明 の中にIP〇〇とかIPX〇という記号をよく見かけました。(〇には数字が入ります。)
IP〇〇とかIPX〇 って何なん?
調べてみると、家電製品の防塵・防水性能については、IEC(InterNational Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)規格である保護等級が定められているとのこと。
保護等級 | IPコード例 | 保護のレベル・定義 |
---|---|---|
0 | IPX0 | 無保護。 |
1 | IPX1 | 鉛直に落下する水滴から保護。 |
2 | IPX2 | 15度以内で傾斜しても鉛直に落下する水滴から保護。 |
3 | IPX3 | 散水に対して保護。 |
4 | IPX4 | 水の飛まつに対して保護。 |
5 | IPX5 | 噴流に対して保護。 |
6 | IPX6 | 暴噴流に対して保護。 |
7 | IPX7 | 水に浸しても影響がないように保護。 |
8 | IPX8 | 潜水状態の使用に対して保護。 |
※ 日本でもJIS規格「電気機械器具の外郭による保護等級(0~8)」がこれに相当するものとして規格化されています。
まとめ
初めて購入したLEDライトは値段が1500円位で商品説明に防水とだけ書かれていたものでしたが、やはり使用中に海水が流入したらしくオシャカになってしまいました。
これを教訓に、上記にある、IPX8の LEDライト を2本購入し、現在も使っていてしっかり防水性は保たれています。(真ん中のライトがオシャカになったやつ)
1番上のはダイビング用で100㎡防水となっており、最大13000ルーメン(切り替え可能)でちょっと高めの11000円。ちょっと重量があり、バッテリーの持ちが2時間程度でした。
1番下のは最大1200ルーメンで3000円位でした。これも光量の切り替えができ、 これのバッテリーの持ちが2時間半程度でした。
何かの参考になれば幸いです。 ヒロエレ
コメント